北陸の作家ゆかりの地「徳田秋声生家跡・旧居跡」(石川県金沢市横山町・東山1丁目)

北陸の作家ゆかりの地 「徳田秋声生家跡・旧居跡」(石川県金沢市横山町・東山1丁目)

(写真下:「徳田秋聲旧居跡」案内板(石川県金沢市東山丁目18)、2023年9月2日午前訪問撮影)

(写真上:「徳田秋聲旧居跡」案内板があるエリア(石川県金沢市東山丁目18)、2023年9月2日午前訪問撮影)

徳田秋聲旧居跡
金沢三文豪の一人にして自然主義文学の大家、徳田秋聲(1871~1943)が少年時代を過ごした地。明治16年(1883)から、およそ2年間をこの地(旧御徒町二番丁)に暮らした。ここから川べりを歩いて養成(要請)小学校(現金沢市立馬場小学校)へ通った。自伝小説『光を追うて』(昭和13年<1938>)には、「梅の大木が前の路地庭に蟠踞する」川沿いの屋敷だったとある。 金沢市

金沢市の浅野川大橋から、浅野川沿いの「秋聲のみち」を上流に向かうと、徳田秋聲記念館(石川県金沢市東山1丁目19-1)があると、その手前120mのところに、「徳田秋聲旧居跡」の看板がある。徳田秋聲(名は末雄)は、明治4年(1871)金沢県金沢町第四区横山町二番丁一番地(現・石川県金沢市横山町五番九号)に生れる。徳田家はもともと加賀藩前田家家臣「加賀八家」の一つ、横山家に仕える武士の家柄であったが、秋聲が生まれる2年前に版籍奉還が行われ、一家は窮乏。生家も、秋聲が4歳の明治7年(1874)に1回目の転居を余儀なくされた。1回目の転居先は、浅野町(現・小橋町、詳細不明)で、13歳の明治16年(1883)まで過ごす。

明治16年(1883)初冬、御徒町二番丁四番地(現・金沢市東山1丁目18番26号)に2度目の転居。ここで13~14歳の頃を過ごすが、この2度目の転居先が、この「徳田秋聲旧居跡」案内板の近く。この後、徳田秋聲は、22歳の明治25年(1892)に作家を志し上京するが、それまでに、この2度目の転居先(現・沢市東山1丁目18番26号)から、兼六元町9番53号(旧「味噌蔵町裏丁五番地ノ二)、東山3丁目30番6号(旧「馬場五番丁十四番地)へと転居を繰り返している。

(写真下:「徳田秋聲旧居跡」案内板から120m先のところにある「徳田秋聲記念館」(石川県金沢市東山丁目19)、2023年9月2日午前訪問撮影)

徳田秋聲(名は末雄)は、明治4年(1871)金沢県金沢町第四区横山町二番丁一番地(現・石川県金沢市横山町五番九号)に生れたが、その生家跡は、一般民家の宅地となっており、「徳田秋聲生家跡」の簡単な説明が付された非常に小さな案内板が民家の前に設置されているだけとなっている。

(写真下:「徳田秋聲生家跡」案内板(石川県金沢市横山町)、2023年9月2日午前訪問撮影)


徳田秋聲生家跡
郷土の生んだ小説家で明治4年(1871)にこの地で出生、わが国自然主義文学の第一人者。昭和18年(1943)11月18日 73歳で没した。 金沢市

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